地震とSkype通話

昨日は、地震のため帰宅難民になり大変でした。
地震が発生した後、会社で避難所の広場に集合して、点呼をしたり余震が収まるのを待ったりしていましたが、そうこうしている間に帰宅できる人は帰宅するようにとの連絡がありました。
この場所から自宅までは約２５ｋｍ。電車もすべて止まっており、歩いて帰るしかなさそうでした。しかし、２５ｋｍ。時速５ｋｍでも５時間もかかります。スーツだし、革靴だし・・・・

とりあえず駅まで行って様子を見ることにしましたが全く動いておらず、たくさんの人でごった返していました。
ふと見るとタクシー乗り場があり、約１００人くらいが並んでいました。こうなるともうタクシーに乗るしか方法はなさそうです。仲間３人と並ぶことにしました。
並び始めたのは５時でしたが、１５分に一台くらいしか来ないので全然列が進みません。

後ろに並んでいたのは女性でしたが、そのうちに様子がおかしくなりしゃがみこんでしまいました。良く見ると妊婦さんです。聞くと予定日を１５日過ぎているとか。通りかかった警察官がタクシー乗り場のお客さんに一人ずつ事情を説明し一番前に並ばせてあげていました。こういうときは助け合いですね。

結局、１１時くらいになって（５時間並んでいます！！）も３０人目くらいだったのですが、たまたま先頭のお客さんが、「○○方向の方、相乗りできますよ！」という声を出していて、１０分くらい立ちましたが誰も手を上げません。
自分の駅は、その方向のさらに先なので、「○○方面」というには気がひけていたのですが、そーっと先頭のお客さんに近づき、「○○方面のちょっと先なのですが・・・」と切り出すと快く相乗りをＯｋしてくれました。

助かりました。あのまま並んでいたら、朝まで並ぶことになりそうでした。寒さも厳しく限界も見えていただけに助かりました。道路は一部混雑していましたが、なんとか１２時くらいには帰宅。ふぅーーー

実は、嫁とは携帯のメールで連絡は取れたのですが、お互いに帰宅難民化していて、小学生の子供たちとの連絡が全く取れませんでした。音声での通話がまったく出来ない状態で、自宅に電話をすることもできず、子供たちがどうなったのかわかりません。

せっかく携帯を持っていても、通話できないのはこういう災害時には最悪でした。

実は、タクシー乗り場にはＤｏｃｏｍｏのWiFiが拾えたため、持っていたiPod touchでのネット接続は可能でした。
iPod touchにはSkypeが導入してあったのですが、残念ながらSkypeクレジットが0円のため、一般回線への通話ができませんでした。このクレジットがあれば発信規制には引っかからずに通話できたのかもしれません。

今日は、防災袋とかの点検をしましたが、ついでにＳｋｙｐｅクレジットを１５００円分購入。これで同じようなことが起きても電話はできそうです。（それとも出来ないのかな～）

ちなみに、家の中はタンスがひっくり返ったりしていましたが、比較的大丈夫そうです。
しかし、金魚水槽の水はほとんどなくなっていて、特にベランダ水槽は空っぽに近く、メダカ、エビには大ダメージがありました。でも水槽が割れたりしているわけではないのでよかったです。